おたくを監視してみたお話

この記事はZabbix Advent Calendar 2025の8日目の記事です。 昨日はよしたけさんの「【ZABBIX】トリガーアクション実行時のスクリプト、どこに書く??」でした。 トリガーアクションのスクリプト書く場所変わったんですね… この記事はZabbix Meetup'25 NAGOYAにて、「おたく監視してみた」というタイトルでLTをした際の内容をまとめ直した内容となります。 手抜きとも言う! 前置き 「おたく」買って、太陽光発電のっけたので、どんだけ発電したりできてるかを見えるようにした内容となります。 腰やらかしたり、回線開通がうまくいかなかったりと色々ありましたが、そこはまた別の機会に。 Zabbix暦とか Zabbix歴 2011年くらいの1.x時代から触っています。前職時代に製造業のNW機器監視とかでパフォーマンスチューニングとかDBチューニングとかZabbixチューニングを無限にやってました。 DBとかなんもわからんのに… 2015年頃に「あひる焼き」をZabbixで監視して遊んでだりしてました。懐かしいなぁ… 当時のグラフが残っていたのですが、判例の数が異常ですね。 最近は転職とかもあってZabbixも触っていなくて、4系あたりから止まってました。 今回のLT準備とかおたく監視で7.4触って変化にびびってました。 進化がすげーなぁ… 自宅Zabbix 温度、湿度、気圧とかの監視もあって、自宅Zabbixはずっと稼働させていました。 台風とかくると結構大きく動いて見てて楽しいんですよね。 ただ、ずっとアップデートで使っていたので、今回は腹をくくって新規インストールで構築し直しました。OSから。 このあたりのお話は別のACでする予定です。たぶん。 今回の監視対象 今回の監視対象はPanasonicのHEMS(AiSEG2)となります。 これが太陽光発電の発電量とか売買電の情報を管理しています。 駄菓子菓子、APIもデータ連携も何もない仕様となっており、「The家電」です。 ECHONET Liteで色々できるんですが、プロトコル仕様がまぁまぁ複雑でただ監視したいだけで使うにはちょっと重いって感じました。 このあたりの監視をなんとかしたいというのは先行者がいっぱいいて、だいたいがスクレイピングでなんとかしてる感じでした。 スマートコスモの消費電力情報を、AiSEG2経由で収集する | Hirologとかを参考にさせてもらいました。 監視スクリプトの説明とか スクリプト スクリプトはGitHub - 2bobo/zbx_home_power_checkにありますので、そちらを参照ください。 動きは以下のような感じです。 AiSEG2にログインしてスクレイピング 取得したデータをZabbixSenderで送る 各回路のデータはLLDで登録されるように、LLD登録データと実データにわけて ZabbixSenderで送る AiSEG2スクレイピング 先行者の方の記事でも記載されている通り、AiSEG2にダイジェスト認証でログインして該当のソースから欲しい情報を収集します。 ダイジェスト認証とか使ったことも無かったので面食らいました… 同じ画面のソースがtxtで残ってなかったので画像で… ZabbixSender ZabbixSenderはプッシュ型でZabbixにデータを送信する仕組みとなります。これがあればなんでもZabbixにデータを送れます。 だいぶ長い間、自作のコードを使っていましたが、公式ライブラリであるGitHub - zabbix/python-zabbix-utils: Python library “zabbix-utils”がいい感じになっていたのでそちらを使いました。 注意点 READMEにある pip install zabbix_utilsは間違っており、pip install zabbix-utilsが正しいインストール方法となります。 あまり深く追ってないけど、どこかでなにかあったんだろうな… LLDでアイテム登録 LLD(ローレベルディスカバリ)を使って、監視アイテムを動的に生成するようにしています。 回路IDと回路名もスクレイピングして取ってくるので、AiSEG2の回路名を登録しなくてもいいようにしています。 悲しいこと このLLD回りを実装していて気付いたのですが、回路名と実機器の接続が違う状態でした… 洗濯機と給湯器で専用回路あるんですが、洗面脱衣室と屋外になってました… まぁ細かいことなんでいいんですが… ...

2025年12月8日 · 2bo